ラバーダム防湿について
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ラバーダム防湿について
最近お問い合わせの多い「ラバーダム防湿」
自費治療・根管治療時には重要です
ご存知の通り、人の口腔内は常に唾液で満たされており、この唾液の中には常在菌と呼ばれる細菌たちが、体のどの部分よりも高い密度で存在しています。従って、虫歯を取るために削った箇所に唾液が触れると、それだけで無数の常在菌が患部に触れる事になり、そのまま詰め物をしてしまえば菌を残したまま治療が完了となり、虫歯の再発リスクが高くなります。
また口腔内には唾液だけでなく、呼吸する事で空気中の水分も入って来ます。このわずかな水分でも、歯科治療に使用する材料は繊細なものが多い為、その力を十分に発揮できない事があります。 これら(唾液や水分)を遮断し、より治療の精度を上げるため、より虫歯再発リスクを下げる為に考案されたのが「ラバーダム防湿」であり、当院では自費治療や根管治療に代表される緻密で繊細な治療の際は必ず行っています。
※鼻呼吸が出来ない場合、顎関節症で長時間(15分~60分)の開口が困難な方は適応外となる事もございますが、その場合には代替器具を使用し、防湿を行います。
治療方法・歯科医院における施術率
実は「ラバーダム防湿」は非常に歴史ある施術法であり、100年以上前にアメリカ、ニューヨークの歯科医師がその原型を考えた、と言われています。しかし、その手間と時間、コストがかかる事から日本の歯科医院、しかも保険治療ではあまり行われていないのが現状で、「根管治療時に必ず行う」という歯科医院は全国で5%未満という数字※もあります。
治療法については以下の写真をご覧ください。 患歯を中心にラバー製のシートで覆い、唾液や水分をシャットアウトし、術野を保護しながら治療を行います。そうする事で、細菌感染、材料への水分の暴露を高い精度で防ぐ事が出来ます。また、視覚的に患部だけに集中する事が出来るため、治療のクオリティーも上がるため、その結果は多くの患者さんに高評価を頂いています。(右の写真は簡易的な防湿法です)
※日本歯内療法学会研修会の会員によるアンケート結果に基づく数字(2003年当時)
実費のみ頂いています
ラバーダムを使用した場合、治療毎に実費¥300を治療費と合わせて頂戴しておりますが、根管治療に関して当院では全て保険適応で対応しております。(価格は税抜き表示です)
尚、その後の詰め物や被せ物は、自費または保険かをお選び頂けすが、当院においては一度治療した口腔内においてはセラミックやメタルボンド、ジルコニア等の素材が理想的と考え、お勧めしています。その理由についての詳細は「再治療率のはなし」をご覧下さい。
五反田みとめ歯科では院長、常勤歯科医師共に「ラバーダム防湿」の重要性を認識し、確実で質の高い医療をご提供出来るよう治療しております。口腔内にお悩みのある方は是非一度ご相談下さい。
ご来院、お待ちしております。
五反田みとめ歯科 院長 三留
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