歯ぎしり・食いしばり・顎関節症治療〜ボツリヌス療法〜
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咬筋ボツリヌス治療 〜歯ぎしり・食いしばり・顎関節症〜
歯科医療としてのボツリヌス療法
日頃より五反田みとめ歯科をご愛顧いただき、ありがとうございます。
この度、当院でもボツリヌス療法を開始いたしました。
当院で行うボツリヌス療法は、美容診療で重要視される「外見に焦点を当てた医療」とは異なり「歯科医療」として行われる治療です。歯ぎしり、食いしばり、顎関節症等でお悩みの方にお勧めする治療法となります。
ボツリヌス療法とは
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌から発生される「ボツリヌストキシン」の筋肉の働きを抑制する作用を利用した治療です。
四代咀嚼筋の一つである咬筋に注射する事で筋肉の収縮を弱め、主に以下の改善に有効で、これらは顎の関節を休ませる事で症状が改善されると言われています。
・非覚醒時（主に就寝時）の食いしばりや歯ぎしり
・食いしばりによる肩こり、頭痛
・顎関節症（顎が鳴る、口が大きく開かない、顎が痛む）
・歯ぎしりによる歯の磨耗（すり減り）
・咬合圧による補綴物（詰め物、被せ物）の脱離、破損
・ガミースマイル（歯ぐきが見える笑顔）
・顎の梅干しシワ
・矯正治療時の食いしばり、顎関節の痛み、保定時の頬圧による後戻りの防止
効果は施術後2〜3日後から出始め、3〜4週間を過ぎた頃から実感し始めます。ボツリヌス療法の作用期間は3~6ヶ月のため、効果が薄れるこの時期に次の注射を行うことが推奨されています。
副作用・合併症・禁忌事項について
【副作用と合併症】
ボツリヌス療法は、A型ボツリヌス毒素製剤を使用した治療ですが、ごく微量の局所注射ですので人体には無害です。また、ボツリヌス毒素の人体に対する致死量は筋肉注射の場合3000~30000単位ですが、この療法での使用量は原則として最大でも50単位なので安心です。
施術後は、小さな範囲に注射針による内出血を伴う場合がありますが、殆どの場合翌日には治ります。また、筋肉の収縮抑制に伴う違和感、筋肉の減弱作用を感じる場合もありますが、 効果が切れる約3~6ヶ月には必ず元に戻ります。
※元に戻すための処置はありません
ごく稀に発熱、吐き気、頭痛(約0. 5%)が伴う事もあります。
【禁忌事項】
下記に該当する方はボツリヌス療法を受けられません。
・ 神経筋疾患の方(重症筋無力症、Lambert-Eaton症候群、筋委縮性側素硬化症など)
・ 妊娠中・授乳中、妊活中の方 特にボツリヌス療法後、3ヶ月以内の妊娠は避けてください！
・ボツリヌス毒素や血漿製剤に対する過敏症のある方
・ボツリヌス菌が原因と思われる食中毒既住のある方
・ 神経筋伝達に影響を及ぼす可能性のある薬剤を服用中の方 ※薬剤に関して詳しくお聞きになりたい方はこちらからお問い合わせ下い
・ 抗血小板剤、抗凝固剤等を服用されている方
・ 閉鎖隅角緑内障の方
・ 慢性呼吸器疾患のある方
・ 65歳以上の方と未成年の方 ※未成年の方は保護者の同意があればこの限りではありません
・ 施術による効果に過度の期待がある方
歯科医学的常識・通法に従い施術を行っても、不測の事態の発生や不可抗力の結果に至ることがあります。不測の事態が生じた場合は医学的見地に基づき最良と思われる処置を施します。
治療の流れ・アフターフォロー・費用
【問診・触診・説明】
１、歯科医師による問診、触診（筋肉の状態）を行います
３、数値に基づき、患者さんの現状をご説明します
【施術開始】
１、注射する、左右それぞれ３箇所をペンで頬にを書き入れます（施術後簡単に拭き取れます）
２、注射を打ちます（所要時間は、左右6箇所で5分程度です）
３、アルコール綿または拭き取り化粧シートをお渡ししますので、ご自身で頬の印を拭き取っていただきます（ご自身の方が痛みを感じずに拭き取る事ができます）
４、注意事項などの説明を受けていただき、終了です
【アフターフォロー】
・効果の確認のため、2ヶ月後に再度筋電計で計測をしていただきます
・計測結果によっては、歯科医師の判断により追加で注射を行う場合があります（再診料は発生しますが、施術費用は発生しません）
【メンテナンス】
・衛生士による検診時やご自身のタイミングで再計測し、ご相談の上、施術いたします
・6〜12ヶ月に一度、注射を繰り返すことで安定した効果が見込めるだけでなく、効果の持続する期間が長くなることが期待できます
【所要時間・費用】
・問診から施術終了まで30分程度
・検査＋施術 ¥44,000 （税込）
・検査のみ ¥5,500（税込）30分枠のご予約が必要です
※検査を受けた方が1ヶ月以内に施術もご希望された場合、¥38,500で施術を受けて頂けます
【使用製剤】
KFDA(韓国食品医療安全庁)認可のHugel社製ボツラックス
お悩みの方はまずはご相談下さい
今まで歯科医療の領域において、食いしばりや歯ぎしり、顎関節症の治療としてはマウスピースの装着が一般的でした。
マウスピース治療は低価格で気軽に取り入れられる事が大きなメリットではありますが、歯の治療が必要になった時はその都度作り直しが必要であったり、就寝前の装着が必須のため、継続的に取り入れるには患者さん自身の努力が大きく左右されるという事がデメリットの治療方法です。
対してボツリヌス療法は、咬筋に直接注射する事で、筋肉の動きや収縮を弱める治療方法ですので、患者さん自身の努力に左右される事なく、様々なお悩み、深い症状に直接作用する治療方法です。
ご予約、ご来院、お待ちしております。
五反田みとめ歯科 院長 三留
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お急ぎの場合等、予めご記入していただくことでお待たせするお時間が短縮する事が可能です。是非ご活用ください。
