当院ではラバーダム防湿を行っております

当院ではラバーダム防湿を行っております

みなさんこんにちは。五反田みとめ歯科の院長三留です。
みなさんは「ラバーダム防湿」という言葉はご存知でしょうか。
 
 
我々が治療を行う口の中はご存じのとおり唾液で常に湿潤を保たれるようになっています。唾液の中にはIgAという免疫に関わる重要な物質が含まれておりお口の中の環境が安全に保たれるようになっていたり、カルシウムが含まれておりごくごく初期の虫歯についてはそれが沈着することで進行を止める「再石灰化」という現象が起きたりと唾液は口腔環境を保つ大切な役割を持っています。
 
 
しかし、虫歯の治療を行う際には、唾液があることが治療の精度を下げる要素になってしまいます。虫歯を削って取り除いた後、セラミックや樹脂で失われた部分を接着して補いますが、その際に唾液の水分が削った面に触れてしまうと接着の精度が大きく失われ、虫歯の再発や装着したセラミックや樹脂の早期の脱落が起こりやすくなります。また、口腔内は体の中で最も高密度に細菌が存在していると言われており、唾液の中に目には見えない細菌が大量に含まれており、削った歯の面にそれが触れることで汚染され、やはり虫歯の再発の確率が高くなります。上記のことを防ぐために我々は「ラバーダム防湿」を行います。
 
 
多少重複しますが、他にも以下のような役割やメリットがあります。
 
 
①唾液,歯肉溝滲出液,出血による術野の湿潤・感染防止・乾燥
②器具,切削片などの誤飲・誤嚥防止
③薬液,切削器具による口腔粘膜の傷害防止
④術野の明視と操作性の容易化・術式の合理化
⑤嘔吐反射を助長しない
⑥開口の補助
 
 
歯科治療は、受ける患者さんからすると、とにかくストレスの多い処置です。
しかし、ラバーダムの薄いゴムのシートで歯と口腔内が分離されることで、そのストレスの多くが解消されることがあります。我々歯科医師側も患者さんが苦しそうにされているとハラハラして治療自体に集中できませんが、ラバーダムによってストレスが軽減され、人によってはすやすやとお休みになられていることも珍しくなく、それによって歯科医師が治療に集中することもしやすくなります。
 
 
当院では、精密で精度の高い治療を皆様に提供することに、日々努めております。根管治療、セラミック修復、ダイレクトボンディングなど、ラバーダム防湿をすることで飛躍的に治療がやりやすく、精度を高めることができます。最近ではネットなどで自らリサーチされる患者さんも多く、ラバーダム防湿について問い合わせを受けることも多くなってきました。それが必要、と判断した場合には、必ずラバーダム防湿を行っております。ラバーダム防湿を行った精度の高い治療にご興味のある方からのご連絡をお待ちしております。
(※鼻詰まりや顎関節症などでどうしてもラバーダム防湿を行えない場合があり、その際には代替の方法で防湿を行います)

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